2018年 関東・甲信・東海・関西取材旅行(3回) 

2018年 関東・甲信・東海・関西取材旅行(3回) 5/25~ 6/10 
今回はゼフィルスを中心に初夏のチョウ求めて遠征いたしました。主目標はウラクロシジミとミヤマシジミで、帰り道にヒメヒカゲとキマダラルリツバメを撮ろうという魂胆です。遠征経路は東京→長野→山梨→東京→愛知→京都といった具合です。

収穫=ミヤマシジミ

5月30日中央道大月ICから小菅村経由で山梨県甲州市に入り宿泊。31日は雨のために休息日となりました。6月1日、天候が回復したので、入笠山と八ヶ岳山麓に日帰りで出かけます。あわよくば「クモマツマキチョウ」などと高嶺の花を狙ってみましたが妄想に終わりました。
甲斐駒ヶ岳
          八ヶ岳パーキングエリアから見た「甲斐駒ヶ岳」


【ウスバシロチョウ】 撮影日2018.6.1 場所「長野県 入笠山」
高地なので、今頃ウツギの花が咲き始めています。いまだに気温が低いのでしょう、渓流沿いに結構たくさん飛んでいました。
ウスバシロチョウ

しかし、鱗粉がはげ落ちた個体も多く、終焉が迫っているみたいでした。
ウスバシロチョウ


【ヤマキマダラヒカゲ】 撮影日2018.6.1 場所「長野県 入笠山」
山腹では、シジミチョウやヒョウモン類も見かけません。平地の5月初旬といったところで、林道には蝶影もなく静かなものでした。
ヤマキマダラヒカゲ

時折、現れるのはキマダラヒカゲぐらいです。春型なのでヒョウモンのように高速で飛び回っていました。
ヤマキマダラヒカゲ



翌6月2日、ミヤマシジミの保護地「上伊那」へ向かいます。1化狙いだったので、2化に比べて発生が少ないのではないかと心配しつつ車を走らせます。
諏訪湖
                           「諏訪湖」

【ミヤマシジミ】♀ 撮影日2018.6.2 場所「長野県 上伊那郡」  
現場到着は8時30分。食樹コマツナギの生えている場所に向かうと、茶色のシジミが飛んでいます。ヤマトのメスかな?と思いながら、覗き込むと裏面に橙斑列が見えたので大慌て。バタバタして撮影会に入りました。
ミヤマシジミ

しばらく地面にとまっていましたが、やがてコマツナギに移動し産卵場所を探しています。
ミヤマシジミ

結局、確認できたメスはこの1匹だけでした。
ミヤマシジミ

左前翅に破れがありますが、撮れただけでも良しとしましょう。
ミヤマシジミ


コマツナギはいっけん草のようですが、小低木に分類されるマメ科の植物です。夏から秋にかけてピンク色のかわいい花を咲かせるとか。
コマツナギ
   茎が丈夫なので、馬のたずなをつないだという 「コマツナギ」


【ミヤマシジミ】♂ 撮影日2018.6.2 場所「長野県 上伊那郡」  
ほかに居ないかとウロウロしていると、陽も高くなり気温も上昇した9時15分、オスが飛び始めました。
ミヤマシジミ

大きさはヤマトシジミぐらいで色調はツバメシジミ。平凡なチョウのように見えますが、絶滅危惧Ⅱ類の稀少種です。
ミヤマシジミ

メスの比べるとオスの地色は白色だそうです。
ミヤマシジミ

オスは3匹ほど見かけましたが、1匹はボロのようでした。春の発生も終わりの時期に来ているのかもしれません。
ミヤマシジミ



2018年 関東・甲信・東海・関西取材旅行(2回)

2018年 関東・甲信・東海・関西取材旅行(2回) 5/25~ 6/10 
今回はゼフィルスを中心に初夏のチョウ求めて遠征いたしました。主目標はウラクロシジミとミヤマシジミで、帰り道にヒメヒカゲとキマダラルリツバメを撮ろうという魂胆です。遠征経路は東京→長野→山梨→東京→愛知→京都といった具合です。

収穫=ウラナミアカシジミ

この日の目的は、九州には生息していないウラナミアカシジミの撮影です。もちろん未撮の種なので期待も膨らみました。

【ウラナミアカシジミ】撮影日2018.5.27 場所「埼玉県所沢市 狭山丘陵」 
ポイントのクリ園に10時30分頃到着。クリの花を見上げますが、吸蜜に来ているのはテングチョウばかりです。うろうろしていると、木立から飛び出してきました。気温が高くなった為か、日陰で休んでいたようです。
ウラナミアカシジミ

ポイントを変えて別のクリ林に行きます。クリ園の垣根を通り過ぎていると、ワラワラと数匹飛び出してきて日陰にとまります。全部で十数匹はいたでしょうか。動きが遅いのでアカシジミより撮影しやすく、無造作に撮ることができました。
ウラナミアカシジミ

このチョウは、翅を広げない種なのか開翅姿を見ることはありません。翅を擦り合わせる時に少し内側が見える程度です。
ウラナミアカシジミ

撮影はしやすいのですが、日陰ばかりで思うような写真が撮れません。動きの悪い個体を追い出し、ようやく日向で撮ることができました。
ウラナミアカシジミ





【アカシジミ】 撮影日2018.5.27 場所「埼玉県所沢市 狭山丘陵」 
ウラナミアカに交じって、ボロのアカシジミもいました。見かけたのは数匹で、すでに盛りを越えたのかもしれません。
アカシジミ

こちらは、尾状突起もあり比較的に新鮮な個体です。
アカシジミ








【ホソオチョウ】撮影日2018.5.27 場所「埼玉県所沢市 狭山丘陵」 
休耕地の草はらに10匹近くのオスが飛んでいます。なかなかとまらないので持久戦になりますが仕方ありません。
ホソオチョウ

ようやく撮れたモデルを確認してみると、尾状突起が長く前翅の赤斑も消失しているので、夏型かもしれません。時期的には少し早きような気もしますが・・・・
ホソオチョウ






【メスグロヒョウモン】撮影日2018.5.27 場所「埼玉県所沢市 狭山丘陵」 
茶畑にメスグロヒョウモンも現れました。狭山丘陵は宅地に囲まれた里山ですが、種々のチョウが生息していそうな場所です。
メスグロヒョウモン

2018年 関東・甲信・東海・関西取材旅行(1回)

2018年 関東・甲信・東海・関西取材旅行(1回) 5/25~ 6/10 
今回はゼフィルスを中心に初夏のチョウ求めて遠征いたしました。主目標はウラクロシジミとミヤマシジミで、帰り道にヒメヒカゲとキマダラルリツバメを撮ろうという魂胆です。遠征経路は東京→長野→山梨→東京→愛知→京都といった具合です。

収穫=ミドリシジミ

ミドリシジミのメス4型をゲットできればと思い、東京近郊の有名ポイントに行ってみました。土曜日だったのか現場についてみると同好の方が大挙押し寄せています。しかし採集禁止のようで網を持った人は見かけません。広範囲に食樹ハンノキは生えていますが、現れる場所が限られているためか撮影者がポイントに集中しています。
秋ヶ瀬
                        「ハンノキの森」

                          
【ミドリシジミ】♂ 撮影日2018.5.26 場所「埼玉県 さいたま市」
9時頃現場に到着してみると、けっこうオスが下草にとまって翅を広げています。今まで全開翅の姿を撮っていなかったので、バチバチ撮りまくりました。
ミドリシジミ

どの個体も新鮮で尾状突起も完璧。外縁の白毛もきれいです。
ミドリシジミ

裏面の紋様から雌雄の区別は難しいようで、翅形からするとオスは前翅が尖っているそうです。そう言われれば、そんな気もします。
ミドリシジミ

ミドリシジミ


調査員の方が巡回していたので尋ねてみると、今年は1週間以上早く羽化したとか。メスは遅れて出てくるのでこれからになるだろうとのことでした。下草にとまっているのが6時~8時半ぐらいなので、その時間帯が撮影に適しているのではとアドバイスを受け、後日メスを撮りに来ることにしました。
ハンノキ
                          「ハンノキ」

【ミドリシジミ】♀ 撮影日2018.5.29 場所「埼玉県 さいたま市」
3日後、来てみるとメスらしき個体がいました。気温もまだ低かったせいか動きが緩慢。
ミドリシジミ

【同上・同一個体】
しばらくすると翅を広げました。淡黄斑があるので、A型のようです。
ミドリシジミ


【ミドリシジミ】♀ 撮影日2018.6.5 場所「埼玉県 さいたま市」
甲信遠征から戻って再度きてみると、メスがたくさん出て来ていました。青斑が明瞭なB型です。
ミドリシジミ



【ミドリシジミ】♀ 撮影日2018.6.5 場所「埼玉県 さいたま市」
淡黄斑と青斑が見られるのでAB型と思われますが、ちょっと青色が薄いので少々難有りといったところでしょうか。常連の方に聞いてみると、ここのミドリシジミは色が淡いそうで、鮮やかな橙色斑をした個体は見られないとか。結局、無地のO型は未撮に終わりました。
ミドリシジミ

キマダラルリツバメ

6月8日午14時36分京都駅に到着。市内の有名ポイントに出かけますが、曇り空で条件が良くありません。初日に居場所を確認するつもりでしたが、夕方活発に活動すると聞いていただけに、1匹も見つけられなかったのはショックでした。
哲学の道
                    「キマルリが住む桜並木」


【キマダラルリツバメ】 撮影日2018.6.9 場所「京都府 京都市」
朝6時に現場到着し桜並木を歩きながら樹上を見たり、下草をのぞき込んだりすること1時間30 分。突然に1匹舞い降りてきて、目の前にとまります。大きさはトラフシジミぐらいと想像していたのですが、意外と小さく、ひとまわりほど小振りです。
キマダラルリツバメ

斑紋からするとオスのようです。開翅しないかと待ち構えましたが、いっこうに開こうとしません。その代わり尾状突起が4本が揃っていました。
キマダラルリツバメ

見たのはこの1匹だけでした。時期が早かったのか、数が少ないのかわかりませんが、運よく会えたのでラッキーと思っています。
キマダラルリツバメ





ヒメヒカゲ

東京から新幹線に乗って豊橋で途中下車。バスに揺られて30分。それから歩いてヒメヒカゲの保護地へ向かいます。湿原には稀少植物が自生しているので木道外は立ち入り禁止。むろん捕獲はできません。
葦毛湿原


【ヒメヒカゲ】 撮影日2018.6.8 場所「愛知県 豊橋市」
現地到着は9時。木道を歩いているとヒメウラナミジャノメのような小型のチョウが草叢を縫うように飛んでいます。色目が違うのですぐに分かりました。監視員の方が巡回していたので、訪ねてみると今年の発生は例年になく早かったそうです。
ヒメヒカゲ

食草はヌマガヤのようで湿原に局地的生えているみたいです。
ヒメヒカゲ

地色が暗褐色で、前翅に0~2個の眼状紋があると図鑑に書いてあるのでこの個体はオスでしょう。
ヒメヒカゲ

メスは前翅に3~4個の眼状紋があるとされていますが、この個体は無紋です。後翅は眼状紋の内側に白帯があるのでメスの条件に合うのですが・・・・。雌雄どちらでしょうか。
ヒメヒカゲ

これは間違いなく左がオスで右がメスです。11時30分目的は達せられたので、急ぎ京都に向かいます。
ヒメヒカゲ


プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:64種(2018年現在)      

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