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ホソオチョウ

以前から気になっていた、外来種「ホソオチョウ」の撮影にゆきました。JR九州の快速電車に乗って荒尾駅で下車、徒歩で4kmほど歩きます。ポイントは2ヶ所でしたが、歩く途中の道路端にはウマノスズクサがいたるところでで生えています。しかし、ジャコウもホソオも飛んでいないのは、やはり発生は局地的なんでしょう。

ーメスー
【ホソオチョウ】♀ 春型 撮影日2015.5.4 場所「熊本県 荒尾市」
昨日からの雨の影響で、午前中は曇天。第1ポイントは収穫なし。第2ポイントでようやく1匹目を見つけたので、天気が回復するまで、ここでネバルことにしました。
ホソオチョウ

裏面の撮影を行いましたが、妙な具合なのであきらめました。とまっているのはウマノスズクサで、左下に黒い幼虫がいます。
ホソオチョウ

陽が射さないので、あまり動きが良くありません。飛んでもすぐに着地します。撮影には好都合でした。
ホソオチョウ

どうも脚力が弱いのか、平坦な場所にとまるより、ぶら下がる方が好みのようです。
ホソオチョウ

カラフルで見栄えが良いので拡大してみます。
ホソオチョウ


【ホソオチョウ】♀春型 撮影日2015.5.4場所「熊本県 荒尾市」
この個体は上図より一回り以上小さく、「テングチョウ」ぐらいの大きさでした。個体差はけっこうあるようです。
ホソオチョウ


【ホソオチョウ】♀夏型 撮影日2016.6.11 場所「熊本県 荒尾市」
いったんオスの撮影をあきらめ、別のポイントに行きましたが、まったく姿を見かけません。来る時期が少し遅かったのかもしれません。仕方なく最初の場所に戻り、ウロウロしていると日陰からメスが出てきました。
ホソオチョウ

メスは数メートル飛べばとまってくれるので、撮影は楽勝です。
ホソオチョウ




ーオスー
【ホソオチョウ】♀春型 撮影日2015.5.4 場所「熊本県 荒尾市」
正午に雲が散り始め、太陽が出て来ると食草の上を飛び始めます。
ホソオチョウ


【ホソオチョウ】♂春型 撮影日2015.5.4場所「熊本県 荒尾市」
オスは止りそうで止まらないタイプのようですが、うまい具合に止ってれました。
ホソオチョウ

オスは3匹見ましたが、どれも翅を閉じてくれません。裏面撮影は失敗です。
ホソオチョウ

ジャコウほどではありませんが、ちょっと不気味な腹が見えます。
ホソオチョウ

低空飛行で弱弱しく飛びますが、驚いた時にはスピードが上がるので飛行写真は要注意です。
ホソオチョウ

春型は小型で夏型は大型化し,尾状突起は長くなるようですが、個体差があるので判別しづらい気がします。ネットに掲載されている写真をみていると、夏型は黒化傾向が強いようで、前翅の赤斑が消失傾向にあるようです。
ホソオチョウ



【ホソオチョウ】♂夏型 撮影日2016.6.11 場所「熊本県 荒尾市」
オスは低空飛行でメスを探して空き地を飛ぶばかりで、なかなか止まってくれません。仕方なく飛行中の姿を撮ろうと追いかけますがパッとしない絵面ばかりです。
ホソオチョウ

ときおりカタバミの花に立ち寄りますが、一瞬なので吸蜜しているかどうかわかりません。しかし、長い尾です。夏型の尾状突起は春型よりも長くなるそうです。
ホソオチョウ







ーホソオチョウの交尾ー

【ホソオチョウ】♂♀ 撮影日2016.6.11 場所「熊本県 荒尾市」
メスを撮っていると、オスがやってきて空中でもつれ合い、メスはたまらず茂みとまります。
ホソオチョウ

オスは逃げられないよう、背後からおおいかぶさりますが・・・・
ホソオチョウ

翅にしがみつき態勢を整えるみたいです。
ホソオチョウ

裏面に回り込み
ホソオチョウ

メスの胸部を抱き込みながら、生殖器を探しているようです。
ホソオチョウ

交尾が成立しました。
ホソオチョウ

オスは安心したのか、メスをつかんでいた足を放しぶら下がり状態です
ホソオチョウ

カメラのレンズが気に障ったのか近くの桜の枝に移動します。メスが羽ばたきオスはぶら下がったまま。オスは交尾さえしてしまえば何もしないつもりのようです。
ホソオチョウ





【ホソオチョウ】 撮影日2015.5.4 場所「熊本県 荒尾市」
何齢か判りませんが、2㎝程の幼虫があちこちで見かけます。これだけの食草と幼虫がいれば、この場所では安泰のような気がしました。
ホソオチョウ
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プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:66種(2023年現在)      

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