クロマダラソテツシジミ

「ウラナミ、ゲット!」と思っていました。生態写真を撮り始めたころで、記憶をたぐりながらの判別でした。「まあ、確認しとこう」と思って、50年前の図鑑で調べたところ似てはいましたが、別種です。「ひぇー!」新種なのかなと一瞬驚きはしましたが、沢山飛んでいたので「変んねぇ~?何、これ。」そんな感じでした。インターネットで調べてみると、最近北上してきた俗名「クマソ」と言う南方系のチョウだそうです。温暖化なんでしょうか、見かけない蝶が増え、見慣れた蝶が減っています。


【クロマダラソテツシジミ】(高温期型)撮影日2010.9.28場所「春日神社」
クロマダラソテツシジミ1




●オス 
【クロマダラソテツシジミ】♂(高温期型)撮影日2010.10.21場所「春日公園」
オスは黒い外縁が細く取り巻いています。
クロマダラソテツシジミ2

【クロマダラソテツシジミ】 ♂ 撮影日2013.9.24 場所「春日公園 近辺」
飛び立っても、4~5m四方の場所から遠くに、あまり逃げて行かないので見失うことはありません。あわてずに撮ることが出来ました。
クロマダラソテツシジミ

【同上・同一個体】
別の場所にとまると、都合よく開翅してくれます。
クロマダラソテツシジミ



【クロマダラソテツシジミ】 撮影日2016.10.5 場所「春日市 牛頸川中流」
9月24日に3年ぶりにクマソを見つけたので、近辺のソテツを巡ってみると5~6匹が乱舞していました。
クロマダラソテツシジミ

ソテツの周りを飛んでいるのはオスばかりで、新芽のあたりにやって来るメスを探しているようです。
クロマダラソテツシジミ

新鮮な個体は少なくスレやキズが多い個体ばかりでした。結構以前に羽化したみたいです。
クロマダラソテツシジミ







●メス
【クロマダラソテツシジミ】 ♀ 撮影日2013.9.24 場所「春日神社 近辺」
一 昨年いた場所に行ってみると、ここにはメスが2匹が飛んでいました。
クロマダラソテツシジミ




【クロマダラソテツシジミ】♀ 撮影日2011.10.5 場所「春日公園」
後翅の朱色の斑点の内側に、花びら状の紋様が並んでいるのがキレイです。
クロマダラソテツシジミ




【クロマダラソテツシジミ】♀ 撮影日2010.10.10 場所「春日公園」
翅裏の橙色帯が無いケースです。
クロマダラソテツシジミ4

【同上・同一個体】♀ 撮影日2010.10.10 場所「春日公園」
クロマダラソテツシジミ5




【クロマダラソテツシジミ】♀ 撮影日2016.10.10場所「春日市 牛頸川中流」
ソテツの幹から脇芽が出ています。そんなところで見つけました。
クロマダラソテツシジミ

産卵場所を探しているのか、徒歩でウロウロしています。
クロマダラソテツシジミ

翅を広げた場面にも遭遇。この時期のメスは青味が少ないですね。
クロマダラソテツシジミ



【クロマダラソテツシジミ】♀ 撮影日2010.10.21場所「春日公園」
メスは黒帯が幅広です。「アップルミント」葉上でお休み中。
クロマダラソテツシジミ3




● 『高温期型と低温期型の違い』
【クロマダラソテツシジミ】(低温期型)撮影日2011.11.25 場所「春日神社」
寒空でジッとしていました。今年の低温期型で最も白化した個体でした。参考までに今まで撮ったぶんを、時系列に並べて比較してみました。
クロマダラソテツシジミ31

①【高温期型】2011.10.13    ②【低温期型】2011.10.15
クロマダラソテツシジミ32 クロマダラソテツシジミ33
③【低温期型】2011.11.19    ④【低温期型】2011.11.25 
クロマダラソテツシジミ34 クロマダラソテツシジミ35
【比較点】
1)後角部分の「赤斑」と「黒点」の色が徐々に薄くなっている。
2)後翅の基部に近い「4つの黒点」が薄くなってきている。
3)後翅の中央部の斑紋が引っ付き変化してきている。
4)斑点の周りの白がだんだん拡大し地色の白化が進んでいる。


【クロマダラソテツシジミ】♂(低温期型)撮影日2011.11.30場所「春日神社」
低温期型のオスですが、メスとちがって翅表の変化はほとんど無いようです。
クロマダラソテツシジミ37


【クロマダラソテツシジミ】♀ 撮影日2011.11.8 場所「春日神社」
ヤマトシジミの「低温期型」のように、青が全体に強くなってきています。また、後角のオレンジ紋は薄れています。オスと間違えそうです。
クロマダラソテツシジミ26




ー産卵行動ー
【クロマダラソテツシジミ】 ♀ 撮影日2013.9.24 場所「春日神社」
第3ポイント。「ソテツ」に産卵するため、幹の周りをゆっくり飛び回っていました。
クロマダラソテツシジミ

根元近くの新芽がでているところで、一休み。
クロマダラソテツシジミ

その後、葉先に向かって歩き出し、お尻をこすり付けていました。
クロマダラソテツシジミ





【クロマダラソテツシジミ】 撮影日2016.10.25日 場所「指宿市 長崎鼻」
クロマダラソテツシシミ

長崎鼻には、いたる所にソテツが生えています。すべての木に居るわけではありませんが、20~30匹が集中して集まっている木があります。それは幹から新芽まで取り付いているので、ちょっと不気味です。
クロマダラソテツシシミ

交尾したツガイもけっこうみられました。
クロマダラソテツシシミ
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プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:64種(2017年現在)      

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