アゲハ

アゲハと言えば、なぜか思い出す事があります。洋画家「藤島武二」が描いた題名「蝶」と言う作品なのですが、ブルーバックに黄色のコスチュームをまとった少女の周りをいろいろの蝶が舞っている図柄です。1966年に郵便切手になつたので覚えていたのでしょう。 少女の耳元に、一目でわかるリアルな「ナミアゲハ」が描いてあるのが印象に残っていました。
そこで「ストックブック」から切手を取りだし確認してみると、そのほかに「ナガサキアゲハ」「クジャクチョウ」「ツマベニチョウ」「ルリタテハ」など完全に識別できる蝶が描いてあります。洋画壇の巨匠、藤島先生もチョウのコレクターだったのかもしれません。

ー春型-
【アゲハ】(春型) 撮影日2013.4.4 場所「福岡市・花畑園芸公園」
小さな花壇の「ノースポール」で休憩してました。春らしい小さな個体です。
アゲハ106




●オス
【アゲハ】♂ 春型 撮影日2014.4.10(11:03) 場所「牛頸ダム」
ダム湖畔の砂地で吸水していました。今年3回目の出逢いでようやく撮影に成功しました。
アゲハ
【同上・同一個体】
少し黄色っぽい翅表からするとメスのように見えますが、生殖器の紋様を見るとオスです。まあ、吸水する個体は9分9厘オスですが・・・
アゲハ

【アゲハ】 ♂ 春型 撮影日2014.4.22 場所「牛頸川 中流」
単独で吸水しているケースはよく見ますが、アオスジアゲハのように集団吸水に出会ったのは初めてです。
アゲハ

渡河する場所が「蝶道」になっていて、アゲハが集まったと推測するのは無理でしょうか。
アゲハ



【アゲハ】♂(春型) 撮影日2012.4.27  場所「春日公園・近辺」
人家の庭先をアゲハがグルグルと同じ場所を飛び回っていました。20分ほどジッと見ていると、ようやく止まる気配になり撮影にこぎ着けました。 
アゲハ43

【同上・同一個体】 
今年の初物は、キズのない綺麗なモデルでした。
アゲハ44


【アゲハ】♂(夏型)撮影日2011.6.20 場所「牛頸川中流」
雨上がりの湿ったアスファルトで吸水。後翅中室の上部にハッキリとした山型の黒い部分があるのがオスの特徴。
アゲハ3

【アゲハ】♂(夏型)撮影日2011.6.20 場所「牛頸川中流」
アゲハ2


【アゲハ】 ♂ 撮影日2013.9.30 場所「九州大学工学部構内」
後角の橙斑はほとんど消え、青鱗も少なくモノトーンの夏型の色目です。
アゲハ

【同上・同一個体】
鱈腹になったのか、吸水後「クズ」の葉の上で一休みです。
アゲハ






●メス
【アゲハ】♀(春型)撮影日2011.5.14 場所「牛頸川ダム外周」
ノアザミに吸蜜。
アゲハ5


【アゲハ】 ♀ (夏型) 撮影日2014.6.5 場所「牛頸川 中流」
サッパリとしたオスにくらべると、黒々として暑苦しそうなメスです。
アゲハ

「シモツケ」の花で休んでいます。
アゲハ

【アゲハ】♀(夏型)撮影日2011.6.8 場所「春日公園近辺」
ランタナに吸蜜。後翅中室の上部はオスにくらべ、ぼやけた山型になっています。
アゲハ4


【アゲハ】♀(夏型) 撮影日2013.7.28 場所「牛頸川 上流」
全体が黒っぽくなり黄色味が強くなったメスです。
アゲハ


【アゲハ】♂♀(夏型)撮影日2011.8.19 場所「春日公園近辺」
上がメスで下がオス。飛翔の時はメスが羽ばたき、オスはぶら下がっているだけでした。
アゲハ33







『アゲハのオス・メスの見分け方』
①黒班による判別方法(夏型のみ)
夏型には後翅の前縁に「黒班」が現われます。オスは目玉のようなハッキリした黒班ですが、メスは半円状のぼやけた黒班です。
【アゲハ・オス】(夏型)撮影日2011.10.1
後翅左側の前縁に「黒班」が見えます。右側は前翅に隠れて見えません
アゲハ10

【アゲハ・メス】(夏型)撮影日2011.9.23
後翅右側の前縁に「黒班」が見えます。左側は前翅に隠れて見えません
アゲハ16


【アゲハ・♂】左側・拡大     【アゲハ・♀】右側・拡大
アゲハ17 アゲハ18
【アゲハ・♂】黒班・拡大     【アゲハ・♀】黒班・拡大
アゲハ19 アゲハ20


【アゲハ】 (春型) 撮影日2011.5.15
「春型」の前縁には黒班が有りませんから、雌雄判別できないのが難点です。
アゲハ21

【アゲハ】 (春型) 撮影日2011.5.15 後翅・黒班なし
アゲハ22

【アゲハ】♂ (春型)撮影日2014.4.11 場所「牛頸ダム」
近づくと緊張したのか羽ばたき始めました。すると、後翅の前縁に隣接する7室にぼやけてはいますが、オスの特徴である目玉のような黒斑が見えます。
アゲハ

この黒斑は「春型」には見られないと一般的に言われていますが、そうすると「この個体は夏型になるのかな?」などと思ったりもします。
アゲハ




【アゲハ】オス(夏型)撮影日2011.8.20 後翅・黒班
アゲハ23

【アゲハ】メス(夏型)撮影日2011.7.31 後翅・黒班
アゲハ24



②翅色による判別。
オスは「青白い」感じが強く、メスは「黄白色」の色味です。しかし中間色の個体がいるのでややこしくなり、翅色での雌雄は決め手に欠きます。
【アゲハ・オス】(夏型) 撮影日2011.6.20
青白い翅色で、後角の紋も白です。
アゲハ25

【アゲハ・オス】(春型) 撮影日2011.4.23
やや黄色の翅色で、後角の紋は朱色ですがオスです。メスと間違えそうです。
アゲハ26

【アゲハ・オス&メス】(夏型) 撮影日2011.8.19
上の黄色っぽいのがメスで、下の白っぽいのがオス。
アゲハ27


③腹端の交尾器による判別。
 一番ハッキリできる決定的な方法ですが、捕獲しないとわかりません。側面から見た「腹の太さ」や「腹端の形状」で写真判定できますが、完璧とはいえません。
【アゲハ・♂】(夏型)2011.6.20  【アゲハ・♀】(夏型)2011.9.23
アゲハ32 アゲハ29
【アゲハ・♂】(春型)2011.4.23  【アゲハ・♀】(春型)2011.5.14
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プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:64種(2017年現在)      

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