ヤマトシジミ

カタバミの生えている小道や、広場の片隅など気をつければいつでも会えるシジミチョウです。最近ようやく類似する、「ルリシジミ」「ツバメシジミ」との飛翔中の区別がつくようになりました。しかし翅表が空色のシジミ族は種類が多いので静止したときに、目視で確認しないと判別できません。「ひょっとしたらまだ未撮の種かもしれないし」、と欲のかたまりで「ヤマトシジミ」をいつも覗き込んでしまいます。

●オス
【ヤマトシジミ】♂ 撮影日2015.4.12 場所「牛頸川 中流」
白い翅脈が浮き立つ、とても綺麗な個体でした。
ヤマトシジミ


【ヤマトシジミ】♂(低温期型)撮影日2012.4.20 場所「春日公園」
今年、初めてみるヤマトシジミです。カタバミの花が咲く頃に出現するシステムになっているようです。
ヤマトシジミ51


【ヤマトシジミ】♂(高温期型)撮影日2012.8.29 場所「牛頸ダム付近」
夏は黒帯が広くなります。
ヤマトシジミ64

【同上・同一個体】
ヤマトシジミ65


【ヤマトシジミ】♂ 撮影日2012.10.12 場所「牛頚山」
チョッピリ縁が黒いようです。
ヤマトシジミ103


【ヤマトシジミ】♂(低温期型) 撮影日2010.11.8 場所「春日公園」
翅表の外縁黒帯は細くなります。
ヤマトシジミ1







●メス
【ヤマトシジミ】♀(高温期型) 撮影日2013.6.27 場所「牛頸ダム」
ヤマトシジミ

【同上・同一個体】
基部のあたりに青鱗が若干みられますが、ほぼ全体に黒くなっています
ヤマトシジミ


【ヤマトシジミ】♀(高温期型)撮影日2011.8.20 場所「春日神社」
ヤマトシジミ19


【ヤマトシジミ】♀(低温期型)撮影日2010.11.21 場所「春日公園」
メスの低温期型は黒色に紫色鱗を生じるとなっています。夏型は黒一色
ヤマトシジミ2


【ヤマトシジミ】♀(低温期型)撮影日2011.10.22 場所「牛頸川中流」
青味が全体にかかり、夏のオスと間違えそうな「低温期型」のメスです。カタバミに産卵行動をしていました。
ヤマトシジミ29







ー季節型ー
【ヤマトシジミ】♀(高温期型) 撮影日2011.6.29 場所「春日公園」
ヤマトシジミ3

【ヤマトシジミ】♀(低温期型)撮影日2010.11.8 場所「春日公園」
春の裏面は灰色で雌雄ともに黒い点紋は不鮮明になります。(japonica型)灰色の地色の「ヤマト」をみると、もしかして「シルビア」といつも思ってしまいます。
ヤマトシジミ4



ー雌雄の同定ー
 『翅裏による判別』 オス・メス裏面はいっしょですから区別がつきません。開翅しない時は、腹部先端の交尾器による判別になります。
【ヤマトシジミ】♂(高温期型)撮影日2011.8.20 場所「春日神社」   
ヤマトシジミ13

【ヤマトシジミ】♀(高温期型)撮影日2011.8.20 場所「春日神社」
ヤマトシジミ14


『腹部による判別』 
【オス・左右】腹部は細っそりとし、交尾器は筒状です。
ヤマトシジミ15 ヤマトシジミ16
【メス・左右】メスは腹部は太く、交尾器は尖っています。
ヤマトシジミ17 ヤマトシジミ17





ー求愛行動ー
【ヤマトシジミ】 撮影日2015.6.16 場所「春日市 牛頸川中流」
綺麗なメスがいたので開翅するのを待っていると、オスが飛び込んできました。
ヤマトシジミ

オスはメスの背後にとまり、様子をうかがいます。普通メスは翅を小刻みに震わせるのですが・・・・
ヤマトシジミ

このメスはオスとにらみ合うかっこうで反転します。オスは翅を半分ひろげたままじっとしています。
ヤマトシジミ

そして、メスは再度身体を回転させて後ろ向きになったので、お見合い成立かと思ったのですが・・・・
ヤマトシジミ

そこに別のオスが殴り込みをかけて来て、先のオスは何処かに吹っ飛び、後からのオスが猛烈にアタックを始めました。
ヤマトシジミ





【ヤマトシジミ】♂♀(高温期型)撮影日2011.9.5場所「平野神社・近辺」
ニラの花で求愛行動をしていました。左の黒いのがメス、右がオス。
ヤマトシジミ19

【ヤマトシジミ】♂♀(低温期型)撮影日2011.11.19 場所「牛頸川中流」
低温期型のメス(右)にオスがアタックしています。どちらも青っぽいので雌雄がまぎらわしくなっています。
ヤマトシジミ32


【ヤマトシジミ】♀♂ 撮影日2012.9.1 場所「牛頸ダム」
前翅がチョットずれて青い翅表が見える右のチョウがオスです。
ヤマトシジミ66



ー産卵行動ー
【ヤマトシジミ】♀(低温期型)撮影日2012.4.28 場所「春日神社・周辺」
ヤマトシジミのメスがカタバミに「産卵」しています。最近メスを見るようになったのですが、多化種は繁殖に忙しそうです。
ヤマトシジミ57

ヤマトシジミ58







【ヤマトシジミ】♂(表翅)高温期型 撮影日2011.7.4 場所「春日公園」
食草「カタバミ」の花に吸蜜。
ヤマトシジミ5


【類似するチョウとの判別方法】
下記の写真のように、後翅上部の丸い三つの黒点が「一直線」に並んでいるのが「ヤマトシジミ」の特徴です。
酷似した「シルビアシジミ」は、二つ目の丸黒点が左下にズレています。我町では「絶滅」の可能性が高い種です。
蝶 066


類似シジミチョウの顔の比較
ヤマトシジミの目玉は灰色。     ルリシジミの目玉は黒色。     
ヤマトシジミ55 ルリシジミ48

ツバメシジミ            サツマシジミ
ツバメシジミ30 サツマシジミ17
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プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:64種(2017年現在)      

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