ルリタテハ

半世紀前、樹液の三羽烏と言えば「ルリ」「ゴマダラ」「コムラサキ」だったと思います。樹液の周りを翅を開閉しながら小走りに移動し、隙あらば割り込んで吸汁するなど、一番あつかましくて逃げ足の早いのがルリタテハでした。おかげで、ルリは現在も隆盛を極めていますが、片や「コムラサキ」は衰亡の憂き目に会っています。


【ルリタテハ】 撮影日2012.6.28 場所「牛頸山」
6月は越冬蝶との入れ替わり時期ですが、この個体は今年生まれです。
ルリタテハ46



【ルリタテハ】 撮影日2011.7.11 場所「牛頸山」
雌雄は、翅表の帯の太さで判別。オスよりメスのほうが幅広だそうです。難解ですね。
ルリタテハ1

三匹のオオスズメバチに詰め寄られ、さすがにタジタジ。ちょっと脇へ移動。
ルリタテハ2



【ルリタテハ】 撮影日2011.7.12 場所「牛頸山」
ルリタテハ3



【ルリタテハ】 撮影日2011.8.19 場所「春日公園」
昨日のコムラサキを見に行ったらクヌギに止まっていました。気配を感ずるとすぐに飛び立ち、地面に止まりましたが一瞬でした。相変わらず逃げ足の速いヤカラです。
ルリタテハ11



【ルリタテハ】撮影日2012.9.6 場所「牛頸山」
少し傷みも出て来ています。年3回の羽化ですからもう一回10月ごろ新品が見られます。
ルリタテハ50



【ルリタテハ】 撮影日2013.10.14 場所「牛頸山」
翅形からするとオスのような感じがします。キズやスレが無い綺麗な姿なので「秋型」でしょうか。
ルリタテハ



【ルリタテハ】 撮影日2013.10.28 場所「牛頸ダム」
2匹が仲良く日向ぼっこをしているのを見つけました。
ルリタテハ

遠目から撮影していると不意にもう1匹(左端)が空から舞い降りてきて3匹になりました。日向ぼっこをしていた2匹は緊張してか、翅を閉じてしまいます。ちょっとにらみ合いが続きましたが、後から下りてきた1匹が飛び去り、何事もなかったように2匹は日向ぼっこを続けていました。この3匹の雌雄関係はどうなんでしょうか。
ルリタテハ




【ルリタテハ】 撮影日2013.3.6 場所「牛頸山」12:42
越冬後もっともはやく現れた個体で、この日は18.5℃まで気温が上りました。ウメの花に訪花吸蜜している場面に出会えてラッキーでした。
ルリタテハ102



【ルリタテハ】 撮影日2014.3.16(11:35) 場所「牛頸山」
またまた、「梅にルリタテハ」の図柄です。今日は、キズや破れのない綺麗なモデルでした。
ルリタテハ

裏から見ると、コウモリのように見えます。
ルリタテハ

左上にルリタテハ、右下にアカタテハ。ルリタテハの方が上位のようで、飛んでいるアカタテハを追い散らします。
ルリタテハ




【ルリタテハ】 撮影日2016.3.17 場所「大野城市 牛頸山」
林縁の開けたところにいましたが、飛び立ってもすぐに舞い戻ってきます。
ルリタテハ

何回か繰り返すうちに理由がわかりました。どうやら食事中を邪魔したようです。ルリタテハは梅や桜などで吸蜜しているのを見た事はありますが、獣糞で吸汁している場面に出会うのは初めてです。
ルリタテハ

ちょっとわかりにくいですが、短い口吻を伸ばしています。
ルリタテハ




【ルリタテハ】 撮影日2014.3.27(12:58)場所「牛頸山」
そろそろ「コツバメ」かなと思いつつ、アセビ群落に行ってみると、アカタテハとルリタテハのコロニーになっていました。
ルリタテハ

ルリタテハ

満腹になったのか数匹、路上で休んでいました。
ルリタテハ



【ルリタテハ】 撮影日2012.4.2  場所「牛頸ダム・周辺」
ルリタテハは吸汁や吸水の場面はよく遭遇しますが、折りからの満開の桜で、珍しく吸蜜しています。
ルリタテハ34



【ルリタテハ】 撮影日2012.4.8 場所「春日神社・周辺」
ルリタテハの翅裏の紋様をクリアに撮った写真がありませんでした。傷の無い美品のモデルで旨く取れました。
ルリタテハ39




【ルリタテハ】 撮影日2017.4.13 場所「大野城市 牛頸山」
休憩所(四阿)の石畳に羽を広げています。逃げ足の速いルリですが、よほど集中しているのか近づいても逃げません。それで、あちこちのアングルから撮影。
ルリタテハ

敷石は屋根の下なので乾燥し白いのですが、口吻の先は黒く変色しているのに気づきました。
ルリタテハ

しゃがみこんでローアングルでレンズを接近。相手も緊張して翅を閉じますが、食欲には勝てないようです。
ルリタテハ

セセリチョウの「吸い戻し」は自らのオシッコで乾燥したものに湿り気を与えるようですが、この場合は口吻から水分を出し、「吸い戻し」をしているようです。
ルリタテハ

相手が逃げないので、こちらも厚かましくなり、正面へレンズを回し込みます。その差10cmほど。
ルリタテハ

しかし、ここまでが限界でした。
ルリタテハ





【ルリタテハ】 撮影日2011.5.1 場所「牛頸ダム」
なわばりを警邏中。越冬して生き抜いた緊迫感が、姿にでています。
ルリタテハ4



【ルリタテハ】♂ 撮影日2013.6.6 場所「牛頸山」
そろそろ今シーズン生まれが発生する時期ですが、この個体はおそらく昨年の秋に生まれでしょう。
ルリタテハ







ー『オス・メスの比較』ー
【ルリタテハ】 撮影日2012.3.21 場所「牛頸山」
1) 越冬した個体を2匹撮影できました。若干、翅表の青い帯の幅が違ったので比較してみました。
ルリタテハ24

【ルリタテハ】 撮影日2012.3.21 場所「牛頸山」
2) キズがないので上図とは別個体です。
ルリタテハ22

【2図の拡大比較】
雌雄は、翅表の帯の太さで判別されるそうですが(オスよりメスのほうが幅広)、なんとなく上図のほうが幅広に見えます。錯覚でしょうか。 
1)上図(反転)拡大(メス?)  2)下図拡大(オス?)   
ルリタテハ27 ルリタテハ28







【ルリタテハ】 撮影日2015.6.10  場所「大宰府市 四王寺山」
日陰のサルトリイバラの葉の上にいるのを見つけました。今年、久々と思いながら背後から近づきましたが飛び立ち、近くのツル草にとまります。
サルトリイバラ

薄暗い場所だったので、何をしているのか分からないままシャッターを切りました。飛び去ったあと、そのツル草を見ると、サルトリイバラの若木です。
ルリタテハ

その時点で食草だった事を思い出し、新芽の部分を調べてみると卵が付着していました。
ルリタテハ

アカタテハに似た縞模様の卵です。馴染み深いチョウですが、産卵場面に出会えたのは初めてでした。
ルリタテハ




ー『南西諸島亜種』ー
【ルリタテハ】(南西諸島亜種) 撮影2014.9.23 場所「石垣島」
ルリタテハには「南西諸島亜種」と「本土亜種」があるそうです。
ルリタテハ

本土亜種とどこが違うのかというと、青色帯の位置が内側になる傾向だとか。見た目は全然わかりません。また前翅の白帯が青色になる個体もいるそうです。
ルリタテハ

翅裏の色調が本土産より明るく感じますが、それは夏型だからでしょうか。
ルリタテハ


【拡大比較】
2種を並列して眺めてみると、南西諸島亜種の方が、外縁から青色帯までの距離があるように見えますが微妙です。
左図(南西諸島亜種拡大)     右図(本土亜種拡大)   
ルリタテハ ルリタテハ28

【ルリタテハ】(本土亜種) 撮影日2012.3.21 場所「福岡県・牛頸山」
上図(右)の全体図です。
ルリタテハ22
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プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:64種(2017年現在)      

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