サトキマダラヒカゲ

5月の中旬に見通しの良い谷間で、すごい勢いで飛び回る黄色の蝶を見ました。「ヒョウモンだ!」思い、着地点に直行。葉陰から見える翅裏をなんとかして撮り、拡大してみれば「ヒョウモン?」何か違う・・。「キマダラ」とわかった時はがっかりでした。しかし春型がこんなスピードで飛翔するとは思いませんでした。その後何度か見ましたが、ヒョウモンのように「滑空」する動作がなく、狂ったように羽ばたく様がすこし品位を落としています。

【サトキマダラヒカゲ】(春型)撮影日2014.4.30 場所「大野城市 牛頸山」
不意に空から舞い降りてきて、道路脇のガードレールの支柱にとまりました。ピカピカの完品です。昨年は5月17日が初見でした。
サトキマダラヒカゲ


【サトキマダラヒカゲ】(春型)撮影日2012.5.19 場所「大野城市 牛頸山」
後翅基部にある「三つの輪」が「くの字型」に曲がっているので「ヤマキマダラヒカゲ」のようにも見えますが、どうも違うようです。
サトキマダラヒカゲ24




【サトキマダラヒカゲ】(春型)撮影日2011.6.1 場所「大野城市 牛頸山」
この蝶は、普通開翅しないので、オス・メスの判別が難しいようです。前翅翅表にある「紡錘形の眼状紋」はオス、「魚形の眼状紋」がメスだそうで、裏面からの判断に困ります。
サトキマダラヒカゲ1

知らないうちにキマダラヒカゲが「サト」と「ヤマ」に分かれていました。どこがドウ違うのか調べて見ましたら、下記の拡大写真にあるように、後翅の基部近くにある「三つの輪」が直線的に揃っているのが「サトキマダラヒカゲ」で、不規則に離れたり曲がったりしているのが「ヤマキマダラヒカゲ」だそうです。微妙で判断しずらいですね。
サトキマダラヒカゲ2

【サトキマダラヒカゲ(春型)撮影日2011.6.1 場所「大野城市 牛頸山」
サトキマダラヒカゲ3




【サトキマダラヒカゲ】(春型)撮影日2011.6.6 場所「大野城市 牛頸山」
下のヤヤ小ぶりで裏面が白化したような個体がチラホラと目視できましたが、これは屋久島型なのでしょうか? 調べる必要性があるようにおもえます。
蝶 026




ーオス・メスの同定ー
【サトキマダラヒカゲ】♀♂(夏型)撮影日2011.8.8場所「大野城市牛頸ダム」
サトキマダラヒカゲは通常「開翅」行動はしないので、翅表を確認するときは飛翔中を撮らなければなりません。
今回、たまたま交尾前の雄が雌を追尾する行為が撮れましたので、翅表が見えてオス・メスの同定ができました。
サトキマダラヒカゲ11

サトキマダラヒカゲ12
前がメスで前翅の第3室の黄紋が「魚形」をしている。

サトキマダラヒカゲ13
後がオスで前翅の第3室の黄紋が「紡錘形」をしている。





ー春型ー
【サトキマダラヒカゲ】(春型)撮影日2013.5.1 場所「小郡市 三沢」
南斜面の土手に、ここはキマダラのコロニーか!と思えるほど、数十匹が乱舞していました。夏のように日陰に居ずに、明るい草原を高速で飛び回っている様子はヒカゲとはとても思えません。
サトキマダラヒカゲ100

今日は寒かったせいか、温まったコンクリートで暖を取っています。
サトキマダラヒカゲ101


後翅の「蛇の目」が翅脈にかからない程の大きさなので「春型」です。
サトキマダラヒカゲ103

ゴブラン織のような重厚な肌合いです。
サトキマダラヒカゲ104






ー夏型ー
【サトキマダラヒカゲ】撮影日2014.7.30 場所「小郡市 三沢遺跡」
夏型は裏面後翅の眼状紋が春型より「大きい」とされています。
サトキマダラヒカゲ

【同上同一個体】
サトキマダラヒカゲ




【サトキマダラヒカゲ】(夏型)撮影日2011.8.22 場所「大野城市 牛頸山」
よく見ると夏型は眼状紋が翅脈いっぱいまでに拡大していますが、春型はよゆうがあります。
サトキマダラヒカゲ28

【サトキマダラヒカゲ】(夏型)撮影日2011.9.5 場所「大野城市 牛頸山」
サトキマダラヒカゲ29
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プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:64種(2017年現在)      

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