ヒオドシチョウ

ヒオドシチョウは50年前は、樹液に集まるチョウとしてルリタテハ、コムラサキなどと同格で珍しい種ではなかったような気がします。蝶の写真を撮るようになって数年たちますが、いまだに平地で見かけることはありません。本当に少なくなった種だと思います。福岡県のレッドデーターブックでは、2014年に「準絶滅危惧」になりました。

【ヒオドシチョウ】  撮影日2014.7.8  場所「脊振山 山頂付近」
山頂付近にある駐車場に止めて、車から降りると足元から飛び立ち、下生えの笹にとまりました。アカタテハかなと思ったのですが、ひさびさの対面です。(1匹目・10:35)
ヒオドシチョウ

かなりスレや破れもありましたが、喜んで撮らしてもらいました。
ヒオドシチョウ



【ヒオドシチョウ】  撮影日2014.7.8  場所「脊振山 山頂付近」
キリシマを探しながら歩いていると、岩が露頭している場所で石にペッタリ張り付いているのをみつけました。ほとんどキズのない綺麗な個体でした。お腹が大きいのでメス・・・かな?(2匹目・10:59)
ヒオドシチョウ



【ヒオドシチョウ】  撮影日2014.7.8  場所「脊振山 山頂付近」
上図の個体を撮っていると、1mほど先にもう1匹とまっているのを見つけます。(3匹目・11:08)
ヒオドシチョウ

【同上・同一個体】
本種も夏眠する習性があるので、夏になると生まれた場所から涼しい山頂付近へ避暑にくるのかもしてません。しかしこの10mほどの場所に4匹もいました。何か寄せつける要因があるのでしょう。
ヒオドシチョウ

【同上・同一個体】
涼しかったのか、この場所にいた4匹はいずれも動きが鈍く、気楽に撮影ができました。
ヒオドシチョウ


【ヒオドシチョウ】  撮影日2014.7.8  場所「脊振山 山頂付近」
岩場から少し離れた場所にいました。(6匹目・12:03) これらのチョウは、5月下旬に生まれ、夏眠・冬眠をへて来春の4月頃に交尾産卵するまで生きながらえる長命な種です。減少傾向なので危険を乗り越え、種存続に頑張ってもらいたいものです。
ヒオドシチョウ




ーヒオドシチョウの行動ー
【ヒオドシチョウ】 撮影日2014.7.11  場所「脊振山 山頂付近」
7月8日に「ヒオドシチョウ」が4匹いた場所に行ってみると、今日もお互い喧嘩もせずに50cmほどの至近距離で日向ぼっこをしています。喧嘩をしないことは、メス同士なのか。それともオス同士であれば占有モードになっていないのか。オス、メスでも互いに無視できるのか。などいろいろ考えてしまいます。
ヒオドシチョウ

上図の上に位置する個体(A)の拡大。翅形や腹部の大きさを見て、オス・メスを判断してください。
ヒオドシチョウ

下に位置する個体(B)の拡大。2匹とも微妙すぎて雌雄の区別ができません。
ヒオドシチョウ

人影に気付き(B)が先に近くの笹藪に移動します。(A)を接写しようと近づくと飛び立ち、(B)に寄り添うような位置に降ります。そして、ただおとなしく止まっているだけでした。
ヒオドシチョウ

先にとまったのが右の(B)で、左が後追いした(A)です。翅裏の色調もほとんど変わりません。
ヒオドシチョウ

参考までに(A)の翅裏の拡大写真です。
ヒオドシチョウ

(B)の翅裏の拡大写真です。雌雄の区別がつくと、なにがしかの推測ができるかもしれませんが、判別がつかないのでは、こうゆう行動が何を意味するのかわかりません。
ヒオドシチョウ


別の岩場で占有行動をとるヒオドシがいました。この場所には4匹ほどいて、他にツマグロヒョウモンも。
レック

カラスアゲハが姿をあらわすと、猛烈な勢いで突進し追い払いますが、仲間のオスが近くにとまっても無視しています。
ヒオドシチョウ

占有行動中と思われるオス?
ヒオドシチョウ






【ヒオドシチョウ】 撮影日2012.8.16 場所「背振山・西尾根」
翅頂の白斑が目立ったので、エルタテハと一瞬 間違えてしまいました。
ヒオドシチョウ1

【同上・同一個体】
夏眠の時期に出会えるとは本当にラッキーでした。
ヒオドシチョウ2

翅裏のも紋様はルリタテハによく似ています。
ヒオドシチョウ3

5~6月に年1回の羽化ですから、スレも多いのはしかたがないのでしょう。
ヒオドシチョウ4










【ヒオドシチョウ】 撮影日2012.7.27 場所「甲州市・三窪高原近辺」
切り通しのコンクリートにとまっていました。高所のため7月に羽化した個体かもしれません。キズ・スレのない綺麗なモデルでした。
ヒオドシチョウ5

【同上・同一個体】
ヒオドシチョウ6



【ヒオドシチョウ】 撮影日2013.9.12 場所「山梨市・川上牧丘線」
10時20分。道路脇のちょっとした空地で日向ぼっこをしていました。
ヒオドシチョウ

【同上・同一個体】
ヒオドシチョウ
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プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:64種(2017年現在)      

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