日替アラカルト(5月5日)

ー甲信越取材旅行 4/19~ 4/30ー (最終回)
25日。目標は達せられたので東京にもどりますが、先日ヒメシロを撮った場所でキジムシロを見つけたため、帰りにチャマダラセセリを探しに行くことにしました。古い記録ですが、山梨県鳴沢村で生息していた事をネットで調べ、生息していそうな伐採地や農地などを適当に見てまわりました。
鳴沢村

林道の路側などに、ちらほらとキジムシロが生えています。標高も高いので、まだ芽吹いたばかり。雰囲気としては羽化には早いような感じでした。お目当てのモデルには会えませんでしたが、機会があれば再訪したいと思いつつ帰路につきました。
キジムシロ
                         「キジムシロ」


東京に帰り、1日休んで次の訪問地を考えます。茨城県のチャマダラセセリか、千葉県のルーミスか。どちらも次期が合わないし難易度も高そうなのでパスすることにしました。それで5年前に実績があるギンイチモンジセセリを荒川に撮りに行きました。
荒川
                           「荒 川」

【ギンイチモンジセセリ】♀ 撮影日2017.4.27 場所「東京都 板橋区」
のんびり昼頃に到着し河川敷のヨシ原に入ります。しばらく探すとポイントが見つかりましたが、活発に飛び回るため、なかなか捉えることが出来ません。あきらめて帰る途中、土手で出会ったメスを何とか撮ることができました。
ギンイチモンジセセリ

お腹がポッチャリとしています。
ギンイチモンジセセリ



翌日、リベンジで少し早めに現場に到着。昨日いったヨシ原のポイントをさがしますが、もぬけの殻。別の場所を探します。
荒川


【ギンイチモンジセセリ】♂ 撮影日2017.4.28 場所「東京都 板橋区」
いたのは、ヨシ原と草原の境。昨日はヨシの茂みを飛び回るので、すぐに見失ってしまいましたが、今日は追跡できます。
ギンイチモンジセセリ

クローバーの葉にとまったオス。腹部がほっそりしています。
ギンイチモンジセセリ

タンポポの吸蜜は一つ一つの舌状花をひろってゆくので、撮影には好都合です。
ギンイチモンジセセリ

開翅した場面にも遭遇できました。
ギンイチモンジセセリ

ギンイチは花よりも枯れたヨシにとまった背景のほうが、似合っているように思えます。いかがなものでしょうか。
ギンイチモンジセセリ

29日(土曜)のフライトはほぼ満席状態だったので、30日の便で帰福することにしました。





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日替アラカルト(5月4日)

ー甲信越取材旅行 4/19~ 4/30ー (3回)
福岡を出るときは、八ヶ岳山麓で撮影しようと計画をしましたが、今年は遅れているそうで望みうす。こちらに来てからの情報で急きょ場所を変更しました。行先は諏訪湖の西側にある岡谷市です。甲州市塩山を早朝出発、岡谷の現地には9時過ぎに着きました。
八ケ岳
           「八ヶ岳パーキングエリアより八ヶ岳を望む」

【ヒメギフチョウ】 撮影日2017.4.24 場所「長野県 岡谷市」
車を置いて、しばらく山道を歩くきます。南向きの雑木林の斜面にスミレが点在し、このスミレに吸蜜にやってくるのを撮るのがポイントと聞きました。
ヒメギフチョウ

山道を登ったり下りたりしてウロウロしていると10時頃3~4匹が飛び交う場所に出会います。山から降りてきたモデルがスミレにとまり、10時6分あっけなく撮影。
ヒメギフチョウ

このスミレには、何匹も訪花します。何か特別な理由があるのかもしれません。
ヒメギフチョウ

ヒメギフはギフチョウに比べると、良く止まってくれるので撮影には好都合です。しかしこのポイントもしばらくすると数が少なくなったので場所を変えます。
ヒメギフチョウ



移動したポイントのスミレは花芯が深い種類のようで、モデルが頭を突っ込むため翅をすぐに閉じてしまいます。
ヒメギフチョウ

ようやくまともな写真が撮れました。
ヒメギフチョウ

後翅亜外縁の斑紋がギフは橙色ですが、ヒメは黄色です。
ヒメギフチョウ

翅裏は、こんな感じです。
ヒメギフチョウ

ヒメギフチョウ



11時15分、ある程度の量が撮れたので場所を移動します。しかし他の場所では見当たらず。産地といえども限られた場所にしかいない事がわかりました。
ヒメギフチョウ







【スギタニルリシジミ】 撮影日2017.4.24 場所「長野県 岡谷市」
ヒメギフのいた場所から少し下った所に小さな沢があったので、スギタニがいるかもしれないと思い湿った場所で探します。11時30分撮影。近所を探すと3~4匹見つかりました。
スギタニルリシジミ

スギタニは初めて見る種だったので、ルリシジミとの区別ができるかなと心配していましたが、実際に見てみると飛翔時の色は全くちがいます。また九州産の翅裏は白色だそうですが、こちらのモデルは灰褐色なのでルリとの判別もつきやすいようです。
スギタニルリシジミ


鳥の糞の臭いに魅せられて、飛来しました。
スギタニルリシジミ

吸汁に夢中です。かなり接近しても逃げません。
スギタニルリシジミ

おまけに吸蜜シーンまで撮れました。あとは、開翅シーンを残すだけになりましたが、これは叶わず。しかし、当初希望した種はすべて撮れたので言うことはありません。
スギタニルリシジミ




【スジボソヤマキチョウ】 撮影日2017.4.24 場所「長野県 岡谷市」
大型のシロチョウが山道を飛んでいます。撮ってみれば越冬したスジボソヤマキチョウです。夏の姿とは別物。退色してシミがいっぱいあり、ちょっと不気味な感じがします。
スジボソヤマキチョウ

日替アラカルト(5月3日)

ー甲信越取材旅行 4/19~ 4/30ー (2回)
22日いったん東京に帰り、翌23日に山梨方面に向かいます。ヒメギフは山梨県では激減しているそうで、現在の主産地は長野県。そこで、長野に行く途中で富士山麓に立ち寄りヒメシロチョウを探すことにしました。現地13時到着、風はありましたが快晴の良い天気です。

富士山
                       「野焼き後の富士」

【ヒメシロチョウ】 撮影日2017.4.23 場所「山梨県 富士吉田市」
野焼き後、日数が経っていないのか芽吹きはあまり見られません。そんな環境に1匹のシロチョウが飛んでいました。モンシロかな?と思える飛翔姿だったので、大した期待もせず、一応確認のため追いかけました
ヒメシロチョウ

【同上・同一個体】
道路沿いにポツポツと咲く黄色の花にとまります。カメラを向ける距離にきてヒメシロとわかりました。13時6分、あっけなくゲット。しかし羽化に失敗した個体なのか、翅が少しゆがんでいます。
ヒメシロチョウ

【同上・同一個体】
強い風に吹きつけられて、翅が開きました。
ヒメシロチョウ





ヒメシロが吸蜜していた花を、あとで調べてみるとチャマダラセセリの食草「キジムシロ」のようです。時期的には少し早いようですが「ひょっとすれば」などと淡い期待が生まれます。
ヒメシロチョウ
                         「キジムシロ」



【ヒメシロチョウ】 撮影日2017.4.23 場所「山梨県 富士吉田市」
その後、探すこと1時間30分。まったく姿を見かけません。引き揚げようとして、最初の場所へ戻ると枯れたカヤの藪を飛ぶ個体を見つけます
ヒメシロチョウ

根気よく追い続け14時42分、ようやく2匹目を撮影し、これにて終了。宿泊地の甲州市へ向かいました。
ヒメシロチョウ

日替アラカルト(5月2日)

ー甲信越取材旅行 4/19~ 4/30ー (1回)
今回は春のチョウを求めて甲信越地方に遠征いたしました。メインはギフチョウ、ヒメギフチョウで、サブとしてスギタニルリシジミを選びました。遠征路は東京→新潟→東京→山梨→長野→東京といった順路です

狭山丘陵
                          「狭山丘陵」

【ホソオチョウ】♂ 撮影日2017.4.20 場所「埼玉県 狭山丘陵」
新潟に行く前にホソオチョウが出ている頃という情報を得たので、関東産を撮りに行きました。ウマノスズクサが点在している畑の土手で、ひらひらと数匹飛んでいます。一見、モンシロチョウのようです。
ホソオチョウ



【ホソオチョウ】♀ 撮影日2017.4.20 場所「埼玉県 狭山丘陵」
飛んでいるのはオスばかり。メスはいないかと草はらを探していると1匹飛び出してきました。夏型に比べて、春型は前翅の赤斑が明瞭に現れています。
ホソオチョウ




翌21日早朝、東京を出発し関越トンネルを抜けると、高速道路の両サイドは雪が積もっています。雪国と言われるだけあって、小千谷付近の小高い山にも雪がまだ残っていました。しかし今日は晴天で気温20℃にもなる予報なので、条件は抜群。問題は発生しているかどうかです。
小千谷
                 魚沼駒ケ岳(左)・八海山(右)


【ギフチョウ】 撮影日2017.4.21 場所「新潟県 小千谷市」
現地到着は9時30分。山道を徐行しながら車を進めていると、カタクリの咲く土手を飛ぶギフチョウを見つけます。車を降りて撮影開始。山道を横断する個体を数匹を確認しますが中々止まりません。しかたなく目標に向かい適当にシャッターを押します。
ギフチョウ

今年は羽化が遅かったようで、飛んでいるのはオスばかりのようです。10時10分、ようやく地面に降り立った個体を撮ることができました。
ギフチョウ

カタクリに時々とまりますが、吸蜜する時間は数秒ですぐに飛び立ちます。まして花にぶら下がるような体勢になるので、土手などの仰ぎ見る場所でない限り真正面で捉えることができません。
ギフチョウ

雄しべにとまり吸蜜しています。
ギフチョウ





満足できる写真が撮れなかったので、翌日同じ場所で挑戦です。三条市で宿泊。8時30分、出発時は冬のような寒さで、西から黒雲が・・・・。午後より晴れるとの予報ですが、いやな予感がします。現地に着くと雨になりました。
カタクリ
                          「カタクリ」

ときおり晴れ間が見えるようになりましたが、気温が低い為か全く姿を見せません。仕方なくカタクリや食草「カンアオイ」などを撮りながらチャンスを待ちます。
カンアオイ
                        「カンアオイ」

【ギフチョウ】 撮影日2017.4.22 場所「新潟県 小千谷市」
12時10分。ようやく本日最初の個体が飛んでいるのを認めます。それから、ようやく飛び始めましたが個体数は昨日に比べて激減。13時03分ようやく落ち葉にとまったところを捉えました。
ギフチョウ

14時12分、「今日はダメかな」と思いつつ、あきらめかげんの時に目の前の笹にとまります。被写体は真正面、ばっちり撮ることが出来ました。
ギフチョウ

ギフチョウの特徴、亜外縁の橙色斑もきれいです。
ギフチョウ

カタクリ背景の綺麗な写真は撮れませんでしたが、大満足のアングルでした。
ギフチョウ

甲信遠征(笠取山編)・最終回

夏の遠征として、長野県の「八ヶ岳」と「上高地」、また山梨県では「大菩薩嶺」「笠取山」の山麓に行ってみました。取材期間は7月18日~8月3日迄の17日間です。しばらく甲信シリーズが続きます。

ー甲信遠征(笠取山編)・最終回ー
秩父山地の主稜線にある「笠取山」の山麓での探索です。大菩薩の北側にあたりほとんどが森林なので異なった種がいるのではないかと思いでかけましだ。
秩父山系
                          「秩父山系」



【オオミスジ】 撮影日2016.7.30 場所「山梨県 笠取山山麓」
ナミアゲハほどの大きなチョウが山道を滑空しています。「なんだあれは!」と思うほどの大きさです。1匹目は目視に終わりましたが、近くを探してみると、モミジの木陰でやすんでいる個体を見つけます。
オオミスジ

コミスジが開張5cm、オオミスジは7.5cmもあるので、大迫力です。
オオミスジ

この山麓では、あちこちで見見かけましたが、警戒心が強くなかなか近づくことができません。3日間費やしても真面な姿は撮れませんでした
オオミスジ





【ミスジチョウ】 撮影日2016.7.30 場所「山梨県 笠取山山麓」
オオミスジのいた場所から、さほど離れていない沢でテリ張りしているチョウを見つけます。
ミスジチョウ

小ぶりのオオミスジかなと思いつつ、1時間ほどネバリましたが、なかなか全容を撮らせてくれません。
ミスジチョウ

コミスジやホシミスジよりも動きが速く、占有場所のヤナギにとまっても数秒で飛び立ちます。
ミスジチョウ

かなり遠距離でしたが、ようやく翅表が確認できる写真が撮れました。パーフェクトな写真は次回に持ち越しです。
ミスジチョウ

8月1日リベンジで再訪しましたが、ボロボロの個体がいるだけでした。
ミスジチョウ





【ミヤマカラスアゲハ】♂ 撮影日2016.7.30 場所「山梨県 笠取山山麓」
湧き水が出る場所で新鮮な個体が吸水しています。九州産と違い、裏面に夏型でも明瞭な白帯が現れています。
ミヤマカラスアゲハ

赤い弦月紋は消失していますが、前翅から後翅に続く白帯が金属的な緑色に輝いているのは九州では中々お目にかかれません。
ミヤマカラスアゲハ





【ウラキンシジミ】 撮影日2016.8.1 場所「山梨県 笠取山山麓」
トチノキの日陰で休んでいるモデルを見つけました。鳥にでも啄ばまれたたのか前翅が大きく破れているのが残念です。
ウラキンシジミ





【オナガシジミ】 撮影日2016.8.2 場所「山梨県 笠取山山麓」
渓流の斜面から「オニグルミ」が生えています。
DSCN5308 (440x351)

いないかなと思いながら眺めていると日陰にとまっているのを見つけました。
DSCN5552 (440x351)

葉上を這いまわっているので、何をしているのか拡大してみると葉の表面をなめています。
オナガシジミ

本種は食樹にたいして執着が強く、飛び立っても遠くにはいかないそうです。
オナガシジミ

竿で枝をたたくと表に飛び出してきました。
オナガシジミ

DSCN5588 (436x550)



【エルタテハ】 撮影日2016.8.2 場所「山梨県 笠取山山麓」
林道を徐行していると、法面や路肩の白線にとまっているチョウが飛び立ちます。
エルタテハ

オレンジ色の翅色が見えたのでエルタテハと直ぐにわかりました。標高1400mほどの場所です。
エルタテハ


今回の夏の遠征では、狙っていた「ミヤマシロチョウ」と「オオイチモンジ」は未撮影に終わりましたが、撮ったことがない6種(アカセセリ、メスアカミドリシジミ、ミドリシジミ、ウラキンシジミ、オナガシジミ、ミスジチョウ)をゲットできたことは大変うれしく思っております。
プロフィール

Shouchan.K

Author:Shouchan.K
小学5~6年生時代に昆虫採集を福岡市「鴻巣山」で経験した時に、父親に「原色日本蝶類図鑑」(保育社・34年刷)を買ってもらう。現在も活躍中。
60才にて定年退職しヒマになる。値上げと入院をきっかけに、長年の友「タバコ」と疎遠になる。禁煙により体重が5kg増えたので、カミサンが散歩を指示。漫然と歩くだけでは面白くないので、蝶の生態写真を撮りながらウォーキングすることを思いつく。
2010年9月より撮影活動に入る。雨の日を除いて、ほぼ毎日2時間~3時間、牛頸川流域を徘徊する。
2011年6月、ある程度写真が溜まったのでブログに掲載。
2011年8月「日替わりアラカルト」開始。

テリトリー:福岡県御笠川水系・牛頸川流域「大野城市の蝶・春日市の蝶」
流域種数:64種(2017年現在)      

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